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SONY VAIO XR1のCPUを交換する
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VAIO XR1をパワーアップ(CPU交換PenII333Mhz→PenIII750Mhz)
さて、言わずと知れたSONYのVAIO XR1です。
XRシリーズは、VAIOの最上位機種であったため、かなり高価であり、液晶面にクリアーボードをつけており、
大変カッコがいいので、いまだに愛着をもって使われている方も多いようです。
ちなみにXR1に関しても商品情報はこちらを参考にしてください。
なお、今回の改造ですが、難易度も高く、専用工具等を使用することもありますので、作業のすべてはお見せしておりません。
くれぐれも、ご自身でトライされる方は、このHPは参考にしないで下さい。壊すかもしれません。
それと、今回は、BIOSの書き換えはしません。(BIOSアップしないと、省電力モードが使えないんですが、、、)
まあ、バッテリー駆動での使用は行わないので、無意味な冒険はやめることにしました。
追加:MobilePenII→MobilePenIIIへの交換は、出来ない可能性がかなりあります。(電圧、Bios等の問題)
今回のCPU交換は、かなり稀なケースとお考え下さい。
今回は、このPCのCPUを交換(PentiumII333Mhz→PentiumIII750Mhz)します。写真↓は、XR1です。
なお、XR1とXR7/BPの外見上の違いは、赤外線ポートの有る(XR1)無し(XR7/BP)です。
コチラは、XR7/BPです。
コチラは、XR1です。
カバーを外したら、こんな感じ↓赤外線の”おメメ”登場
さて、それでは、早速バラしてみましょう!!(コレ↓は、XR7/BPです)
ちなみに、液晶の違いは、こんな感じ(上:XR7/BP 下:XR1)
ボディーの下の部分は、こんな感じ(上:XR1・下:XR7/BP)
並べてみたら、こんな感じ!(左:XR1・右:XR7/BP)
ココで、重大な発見!をしました。よく見ると、ボディーの長さが違います!!
XR1のボディーをよく見てみましょう!!
XR7/BPのボディーをよく見てみましょう!!
MBはこんな感じ(上:XR7/BP・下:XR1)
XR1の基盤の拡大写真(型番:MBX-25って書いてあります。)
XR1の基盤の拡大写真(型番:MBX-43って書いてあります。)
基盤(MB)の裏側の写真。どっちがどっちか分かりません?但し、見た目はほとんど同じ!
XR1のCPU部分の拡大写真(P2333って、たぶんPenII333Mhzの証拠)
XR7/BPのCPU部分の拡大写真(SS750って、たぶんSpeedStepPenIII750Mhzの略?)
CPUユニットの写真(左:PenIII750Mhz・右:PenII333Mhz) PenIIIは河童だから、アルミ版1個でもいいような気が?????
追加:アルミの1つは、CPUで、もう一つは、Chipset(NorthBridge)のようです!!(この辺が、MMC-2がクセ者な理由)
CPUユニット裏側の写真(左:PenIII750Mhz・右:PenII333Mhz)
最後にCPUユニットを入れ替えて、組み上げて作業完了!
HDベンチにて、速度を確認してみました。
オリジナル(XR1)のクロック速度はこんな↓感じ!
クロックアップ作業後(PenIII750Mhz)ののクロック速度はこんな↓感じ!
ちゃんと750Mhzで動いてますね!!実は、MoblePenIIIの場合は、この辺は運次第のようなことが、、、、、、
HDBenchの結果は下記の通りです。
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CPU
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Memory
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Integer
|
Float
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Read
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White
|
Read/White
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PenIII750Mhz
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13,296
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13,973
|
5,832
|
7,575
|
8,601
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PenII333Mhz
|
29,965
|
31,488
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11,827
|
8,803
|
16,161
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ノーマル比
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225.4%
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225.3%
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202.8%
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116.2%
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187.9%
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CPUに関しては、クロック比が2.25倍であることを考えると、クロックアップ通りの成果が出ているようです。
正直、Coppermainコアなので、もうちょっと期待したのですが、、、まあ、数字どおりなので、ヨシ!にしましょう!
メモリーに関しても、FSBアップ(66Mhz→100Mhz)による為か、良い結果となっています。
ビデオ、HDに関しては、掲載していませんが、HDに関しては、メモリーと同じく、かなり効果出ています。
但し、ビデオに関しては、効果はあまり無し!!まあ、コレは仕方ありません。ビデオチップの問題ですから、、、
総括
その筋では結構定番の改造らしいのですが、この機種(VAIO XR)は、バラすのが、チョー大変ですね!
おまけに、使っているネジの数が半端じゃありません。
SONY独自の機能(ジョグダイヤル等)も多く、フラットケーブルの数も通常の1.5倍位あります。
まあ、作業は、一気にやらないと、頭が混乱しちゃいますね!経験の無い方は、くれぐれもやらないように!
ココまでやったのなら、SpeedStep(省電力モード)へ対応させたい気もするのですが、、人柱になりそうな、、、
とにかく、MobilePenII→MobolePenIIIへの交換は、出来ないことのほうが多いようですので、ご注意を!!
費用
部品代+工賃で、40000円くらいですかね?まあ、CPUを500Mhz位にすると部品代はかなり安くなるのですが、、
注文頂戴!!
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